LINEユーザーとサービスをより身近な存在にする新プラットフォーム「LINEミニアプリ」のご紹介 #devio_showcase

LINEユーザーとサービスをより身近な存在にする新プラットフォーム「LINEミニアプリ」のご紹介 #devio_showcase

LINE株式会社野村氏とクラスメソッド中村によるLINEミニアプリおよびCX ORDERのセッションです。
Clock Icon2020.12.29

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「生活インフラ」とも言える定着を見せるLINE上で、自社サービスをアプリとして提供できるプラットフォーム「LINEミニアプリ」が2020年2月にスタートしました。7月より登録受付が開始されたLINEミニアプリの先行事例・今後のロードマップを、LINE株式会社野村氏をお迎えしご紹介いただきます。

また本レポートではクラスメソッドより提供している、自社店舗用のモバイルオーダー機能を簡単に作成・運用できるクラウドサービス「CX ORDER」についてもご紹介します。

レポート内容の詳細、LINE技術支援に関するご相談がございましたらクラスメソッドの担当者が承ります。下記のフォームにてご入力ください。

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発表者

LINE株式会社 B2B新規事業開発チーム 野村隼平氏
クラスメソッド CX事業本部 中村優輝

2020年のデジタルコミュニケーション

スマートフォンの普及を踏まえ、お客様と継続的なコミュニケーションを取っていくことが各企業にとって非常に重要になってきました。

「アフターコロナで、お客様とのコミュニケーションのデジタル化はますます進んでいて、非常に注目されてきています」と野村氏は語ります。その支援プラットフォームの一つとして、「LINEミニアプリ」があります。

圧倒的ユーザー数を誇る「LINE」上のアプリなので、ユーザーはアプリを利用するために個別のアプリをダウンロードしたり、会員登録する等の手間がありません。必要なタイミングでサッと利用できるという利便性が、最も大きなメリットとして挙げられます。専用URLも提供されるため、ユーザーにはレジ前のQRコードを読み込んでもらうだけで、ミニアプリに誘導することができます。

ネイティブアプリよりもコンパクトな機能をとしてユーザーに提供することができるため、気軽にユーザー数を増やすことができますし、LINEミニアプリを導入したユーザーは公式アカウントとの「友だち」追加もシームレスに実行されるため、リテンション施策へ繋げやすくなるという利点もあります。

ミニアプリ利用者全てのユーザーIDを取得することができるため、商品開発やリピーター開拓にもデータを利用していただくこともできます。

ライトユーザーも気軽にLINE IDで会員に

「LINEミニアプリ」を導入してどんなことができるのか、セッションではファーストユーザーである4社について事例紹介がありました。このうち2つをご紹介します。

スシロー受付/予約

メインターゲットはネイティブスマホアプリをダウンロードしていない、ライトユーザーです。ロイヤリティをこれまで以上に高めていくことを期待して導入されました。導入時期がちょうどコロナ禍となったため、今まで以上に店舗での「待ち」が発生しないようにしたいという希望が強くなりました。ミニアプリであれば呼び出しリマインド通知が必ず届くという利点が功を奏した形です。

またスシローには独自ポイント制度がありますが、会員登録がなくてもLINE IDでポイント付与することができ、ユーザーも導入するメリットが感じられやすくなっています。この結果、7月にリリースした後、月次140%成長でミニアプリ経由の受付予約数が増加するなど、目覚ましい成果を見せています。

PAL CLOSET

3COINSを始め、多数のアパレルブランドを展開するパルグループは、元々ネイティブアプリに非常に力を入れていました。そこでLINEミニアプリはライトユーザー向けに提供すると方針を決め、「QRコードを読みこんでから5秒でバーコード(会員証)表示ができる」ことにフォーカスして開発されました。この手軽さがユーザーに受け入れられて、リリース前から比較すると会員数は200%に増加しているとのこと。公式アカウントは1ヶ月で10万人増えている為、LINE経由のECが約5倍の増加となったそうです。

なお、開始当初は限定した範囲でクライアントと効果検証している期間でしたが、2020年7月以降は外部企業のエントリーを受付開始し、企画審査を経てLINEミニアプリの開発・提供に進みます。現状の企画審査では、先行して効果検証して、「LINEミニアプリとして企業・ユーザー双方にメリット提供できる可能性が高い」と判断したサービスシナリオを優先して審査を通過させているというのが現状です。

「このコロナ禍において、飲食・小売店舗さまには、LINEミニアプリでサポートできる点が沢山ある、価値を提供できるプラットフォームになっていると思いますので、是非、ご興味があれば連絡してほしい」とのことです。今後は、2021年にはグランドオープン予定で誰でも開発できるようにしたいとのこと。パッケージを提供できる事業者を増やすことも予定しているそうです。

CX ORDERでモバイルオーダーを簡単実装

本セッションの後半では、クラスメソッドの中村がLINEミニアプリのローンチと同時にリリースした、「CX ORDER」について紹介しました。これはスターバックスやマクドナルドでスタートしているモバイルオーダーを、LINEミニアプリ上で簡単に作成できるクラウドサービスとなっています。

ユーザーは日々使い慣れたLINEで使えることが一番のメリットです。また企業にとっては、8600万(*2020年9月時点)のユーザーを抱えたLINE上で自社アプリを展開することができ、また獲得したユーザーには継続的なアプローチができるという点で、新たな価値を創出することができます。

クラスメソッドから提供するアプリは「お客様用アプリ」「管理者用アプリ」「店舗管理用アプリ」の3つのアプリとなっています。オンライン決済もLINE Payとクレジットカードに対応しています。また注文のみアプリをご利用頂き、現地にて現金支払いを選択して頂くことも可能です。

本セミナーでは機能デモも行いました。デモ画像の左側は店舗の管理画面、右側はLINEアプリを表示しています。店舗の管理者がGoogleアカウントで管理画面にログインしていただくと、注文を受け付ける画面に遷移します。「開始する」ボタンを押すと注文が開始されます。

ユーザーはQRコードから店舗にアクセスし、商品をカートに追加しLINE Payにて決済。このように、数回のタップで注文が完了してしまいます。店舗にて商品の用意ができたと連絡をした場合には、LINEにメッセージが通知され、受け渡したら「提供完了」を押下して完了です。テーブルオーダーも対応可能な、新しい販売チャネルとしてご利用いただけます。

「本セミナーでは短い時間のためご紹介できなかった機能が沢山ありますので、ご興味のある方にはデモをさせていただきます。ご連絡ください」と中村からアナウンスさせていただきました。

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